女性が一生輝くために - Vol.2

  • 2015.06.27 Saturday
  • 10:22
みなさんこんにちはるんるん

前回からはじまった
「女性が一生輝くために」
第2回目は
伊集院病院診療部顧問、釜付眞一医師がお届けします

〜Vol.2〜
月経困難症(生理痛)について

きょうは、将来子宮内膜症になるのをできるだけ予防するために、
「生理痛は、いま治療しましょう!」という、未病の段階の治療のお話をしましょう。





以前は「生理痛は我慢」が常識でした。
しかし、生理痛と内膜症は非常に深い関係がある、と最近言われてきました。

生理痛のある方が内膜症になる率は、ない方の2.6倍と高い値です。
(また逆に、生理痛をさほど感じない女性の中にも、内膜症の方が相当数いる事も事実です。
それは病気が卵巣などに限られている場合などです。)

未病とは、生理痛などのようにそれ自体は病気とは言えないが、放置しておくと病気に進行していく、言わば病気の前段階の状態をいいます。


ご存じのように、内膜症は生理痛や慢性痛・性交痛・不妊、さらに卵巣内に血液が貯まるチョコレート嚢胞では癌になる率が少し高い等、注意しておく病気ですね。

内膜症の発生予防や内膜症へ進展させない一番の予防は、妊娠・出産の時期を早める事ですが、
それが不可能であれば、薬物治療が最善の方法といわれます。

早いうちから病院スタッフと一緒に考え解決していく事が、将来を考える上で大変意義のある事です。

生理痛の程度の自己評価は、下の図を参考にしてみましょう。




治療は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs、ロキソニン等)といわれる痛み止めと、低用量エストロゲン/プロゲスチン配合薬(LEP製剤、ルナベル等)が主に使用されます。

その他に、症状を和らげるのに漢方薬もあります。

NSAIDsやLEP製剤は、その方の状態によっては使用できない場合もありますので、病院スタッフと良くお話し合いください。

生理痛は非常に大事なサインです!!


文責:釜付眞一(伊集院病院 診療部顧問)



 

女性が一生輝くために - Vol.1

  • 2015.05.02 Saturday
  • 14:46

みなさんこんにちはるんるん

今月から、
「女性が一生輝くために」というテーマで連載をスタートします祝
当院の医師が、女性特有の症状や病気について、詳しくご説明します!


〜Vol.1〜
月経ってなに?それは妊娠するためのシステムの一部、女性が輝くための大切なバロメーターです。

ダイヤ月経の周期ダイヤ

月経の周期は、生理がはじまった日を第1日目と数え、
次の生理が来る日までをいいます。通常は25〜35日周期であれば
正常月経です。
周期が25日以内で月に2回以上月経がある「頻発月経」の方、
周期が35日以上で年に3,4回という「稀発月経」の方は、
不妊症などの原因になる可能性がありますので、
診察を受けられることをおすすめします。

ダイヤ
大切な2つのホルモンダイヤ

卵胞ホルモン(エストロゲン)の主な働き

おてんき子宮、卵巣、膣、乳房など、女性らしい身体への発育を促す。
おてんき受精卵着床のために子宮内膜を増殖させる。
おてんき排卵前には子宮頚管の分泌量を増やし、精子が子宮の中に入る手助けをする。
おてんき骨量や脂質代謝を正常に保つ。

黄体ホルモン(プロゲステロン)の主な働き

おてんき受精卵を着床に適した状態に整え、妊娠が成立すると胎盤ができるまで子宮内膜の状態を維持し、妊娠を継続させる。
おてんき脳の体温調整中枢に働きかけ、体温を高くする。


ダイヤ
女性の体にはリズムがあります。ダイヤ

前回の月経第1日目から次の月経までの間のおよそ28日間。
卵胞期、排卵期、黄体期、月経というサイクルで、
卵胞、女性ホルモン、子宮内膜、基礎体温は
互いに密接な関係を保ちながら変化していきます。





ダイヤ月経のつらい症状についてダイヤ

ひどい生理痛(月経痛)は「月経困難症」

「下腹部痛」「腰痛」「吐き気」「頭痛」など、生理痛はあらゆる年代にみられます。
その中でも、「毎回寝込んでしまうほど辛い」「仕事や毎日の生活に支障がある」など、
重い場合を「月経困難症」とよびます。
「月経困難症」は大きく分けて2種類あります。
一つは、何らかの病気が原因となっている「器質性月経困難症」で、
もう一つは、これといった原因がなく生理痛が重い「機能性月経困難症」です。


「器質性月経困難症」の場合

原因として考えられる病気は
「子宮内膜症」「子宮筋腫」などがあります。
以前に比べ月経痛がひどくなったという場合は、がまんせずに診察を受けることをおすすめします。


「機能性月経困難症」の場合

検査をしても子宮や卵巣に異常がみられない場合、機能性月経困難症といいますが、
原因として考えられるのは子宮の収縮が人よりもひどい場合です。
また、心理的な原因なども考えられます。



生理痛をやわらげるために…

鎮痛剤などを服用される方もいらっしゃいますが、何よりも大切なことは心身のリラックスです。
そして日頃から血液の循環をよくする運動をするのも効果的です。
また、機能性月経困難症の場合、漢方で改善がみられる方もいらっしゃいます。


ダイヤ
月経前の不快感についてダイヤ

「乳房が張る、痛む」「顔や手足がむくむ」「頭痛がする」「イライラする」「落ち込みやすい」などの不快感が
月経前にあることを「月経前緊張症」といいます。
この原因については明らかになっていませんが、病気ではなく、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌のかわりめが
身体にあらわれているものと考えられています。


おてんき月経に異常があると思ったらまず基礎体温を計り、一ヶ月くらい記録しましょう。
おてんき生理痛や月経前の不快感は治療により軽減しますので、病院に相談し、さわやかな毎日を過ごしましょう。

 

        

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